北九州発の終活情報誌
「もしもの広場」
葬儀費用について考える2<寺院関係>
多くの場合、葬儀には宗教者(団体)が入り、供養・追悼の場が設けられます。その場合、宗教者(団体)へ何らかのお礼が必要になります。 これも葬儀に関わる費用の一部です。今回は宗教者(団体)への謝礼について、仏式を例に説明いたします。
葬儀に関わって、寺院(僧侶)へお渡しするお布施は下記の表の通りです。(四十九日法要まで)
葬儀に関わって | 中陰のお参り | 四十九日法要 |
○枕経(臨終勤行) ○通夜 ○葬儀 ※還骨供養 ○初七日法要 ●お車代 ●お膳料 ●その他 |
四十九日法要まで の期間 ○毎週1回の供養 ●その他 |
○供養(読経) ○白木位牌の供養 ○過去帳への記載 ○本位牌への魂入れ ○納骨時 ●お車代(場所によって) ●お膳料(必要に応じて) ●その他 |
四十九日法要が終わっても、百か日法要・初盆・月命日・年季法要など、僧侶がお参りに来る場面があり、その都度お布施が必要になります。
ちなみに、お礼を入れた封筒の様式と表書きですが、一般的に白封筒または白黒の帯付の不祝儀袋を使います。
「仏事に関するお礼」に関しては「お布施」、それ以外のお礼では、「お膳料・お車代」などの表書きをして、下にお名前(家は省いても構わない)を記入します。
ただし、宗派によっては「御法料」などの表書きをする場合もありますので、僧侶や葬儀社などに確認をなさって下さい。