北九州発の終活情報誌
「もしもの広場」
香典返しについて考えよう
通夜や葬儀・告別式に参列していただいた方への御礼として、お渡しする会葬返礼品・香典返し。
「いつも決まったものばかり」と感じていらっしゃる方も多いはず。最近の品物を探ってみました。
≪即日返しで香典返しを簡略化≫
通夜や葬儀・告別式に参列し、受付で手渡されるのが、通夜返礼品・会葬返礼品です。これらの返礼品は、ハンカチ・海苔・お茶などが一般的に使われます。また、最近では「即日返し」として香典返しを簡略化し、香典の金額に関係なく同じ品物を渡す方法も多くなっています。基本的に返礼品は葬儀社に依頼すれば、多めに準備しても返品可能です。即日返しにも同様です(返品不可の品物もあるので注意が必要です)「即日返し」で、香典返しを簡略化しますが、高額の香典をいただいた方には、忌明け後に改めて香典返しや別の形で御礼することが良いでしょう。香典返しの相場は「半返し」とか「三割返し」などといわれています。
ですから、即日返しをした場合は、忌明け後の御礼は目安として一万円以上の香典をいただいた方にだけするのなどが良いでしょう。
≪最近の返礼品は、バリエーションが豊富。ありきたりの物よりも意味のある品物を!≫
昨今の葬儀事情として、お葬式に参列する人数が減少傾向にあります。それは、家族だけのゆっくりと故人を見送りしたいというニーズや、長生きするにつれ、付き合いの範囲が狭くなっているという社会的な背景もあるのだと考えます。
近しい方や親密な方しか参列しないというのは、ここ最近の葬儀のトレンドともいえるでしょう。
また、参列される側も、「家族葬で行います。」という連絡を受けると、敬遠する場合もあるのかもしれません。
このように、近しい方や親密な方には、「一般的な返礼品」よりも、「もっと良い品物」というニーズも出てきます。
例えば、即日返しをデパートやギフトショップで購入することも可能だと思います。ただ、この場合は、基本的に返品が出来ないというデメリットがあります。特に、葬儀という事情を考慮すると、自分たちで購入して手配をすると、いう時間的な制約や、参列者の人数を正確にはじき出すことは、いくら事前に準備をしていたとしても、困難なものです。
やはり葬儀社に依頼することが一番ベターな選択であろうと思います。
また、即日返しをする方が良いのか、従来通りに忌明け後に、香典返しを検討する方が良いのかなど、いろいろと悩まれることも多いと思います。アドバイスを受けながら、それぞれの家にふさわしい方法を考えるためにも、プロフェッショナルである葬儀社と相談しながら決めることが良いのではないでしょうか?
現在では、葬儀社の準備する返礼品も、様々なバリエーションをそろえております。例えば、ファイル式カタログギフトがその一例です。2500円〜5000円相当の品物まで扱うカタログギフトです。食品から家具・旅行券などが取り扱い商品となっています。
このような家族の想いや意味のある品物を送るというやり方も是非検討してみてはいかがでしょうか。