北九州発の終活情報誌
「もしもの広場」
火葬場予約にご注意ください
昨年より、北九州市でも火葬場は時間予約制になりました。それに伴い、葬儀のやり方も変化が生じてきました。従来のように、亡くなったら、すぐに葬儀を行うという慣習の見直しが必要になってきているのが現実です。
また、葬儀の内容を検討する際にも、慌ただしい中で打ち合わせを終え、葬儀を終えた後に、「こんなことで良かったのかなあ」・「何かやり残したことがあるのではないか」といった心残りのある声をよく耳にします。そうであるのなら、葬儀社や寺院との打ち合わせに時間をかけ、実際の施工を従来よりも遅らせる。要は、「焦らず、慌てず、ゆっくりと」と、葬儀のことを考える事が必要ではないでしょうか。
確かに、現代社会は「時間に追われている社会」です。ただ、一生に一度しかない人の死を向かい合う時間は、取り返しのつかない時間です。ですから、普段とは違う時間の使い方がよいことです。葬儀の日程や内容を深く考えるためにも、日取りを延ばすことは、良いお葬式を行う一つの手段と考えます。