北九州発の終活情報誌
「もしもの広場」
葬儀社でこんなに違うの?
自宅でお父さんが亡くなり、ある互助会さんに依頼したが、希望が合わず、当社へ依頼してきた方のお話です。
通夜まで時間がないので既に行っていた互助会さんとの打ち合わせ内容を基に詳細を決め始めると「棺周りを花で囲んであげたいのだけど仏式で葬儀を行うなら祭壇がいるから無理なんですよね?」と尋ねられました。
「六畳一間の空間しかないし、仏壇があるのでわざわざ仏壇を隠して祭壇を飾るよりも、希望する花畑のように飾るほうが費用も抑える事ができますし、 部屋を広く使えますよ。」と伝えると「どうゆうことですか?互助会さんは、仏式で行うなら必ず祭壇がいるといわれたし、カタログも見せずに50万円の祭壇を勧めてきたのでその様に予定してました。
それができるのなら希望通りに行ってください。」 それから、お葬式までの段取りを伝えている中で、同様の事が、いくつか出てきました。
喪主さんから、「どうして、葬儀社さんでこんなにも違うのですか?先ほどの互助会さんは、有名な大手だから安心して頼めると思ったのに・・・」
実際に家族の死に直面すると悲しみや不安、短時間でしなければならない事の多さに圧倒され、結果として業者の言いなりになる事が多いと聞きます。
ただ、良心的な専門家のアドバイスを受けても判断がつかない事も多いのです。
「解らずに 【会員】 に入る事よりも、信頼出来る葬儀社を選ぶ事と事前準備というのは大事な事なんですよ。」と皆さんにアドバイスを送りたいと思います。
葬儀の専門家と言ってお客様の要望を聞かずに会社規定通りで進める葬儀社と、聞く姿勢を大事にし柔軟に対応する葬儀社では大きく違います。
簡単に言うと、葬儀社の立場優先で話を進める業者なのか、ご遺族優先で話しを進める業者なのかで、想いの達成感は変わるのではないでしょうか?