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北九州から信する終活情報誌
「もしもの広場」

ある、おじいちゃんのお葬儀にて…。

 「さぁ、今からおじいちゃんを式場にお連れしょうね。みんな手伝ってくれるかな?」
先日、私がご担当させていただいた方には小学生、中学生、高校生くらいのお孫さんが4人いらっしゃいました。私どもの会館では式場と通路を挟んで隣にご親族の控え室があるのですが、夜間は故人とご一緒に控え室で過ごしていただけるよう、お棺の台車ごと控え室にご安置できるようになっています。お葬儀の日の朝、控え室にご安置している故人を、式場にお連れする際に、お孫さんにお声をお掛けし、ご一緒に故人を式場へお連れすることにしました。

「おじいちゃんはね、今お棺の中で白い着物を着ているよね。そして、お棺には綺麗な布(棺覆い)をかけているよね。
今日のお葬式でお坊さんを良く見てね。おじいちゃんのお棺にかけてあるこの布と同じように、綺麗な布を羽織っているからね。
おじいちゃんは、お寺様と同じ格好をしているんだよ。そして、お経を編みこんでいるこの修多羅を携えて修行の旅に出るんだよ。
この刀は、旅の途中で身を守るためにあるんだよ」
そんな、私のつたない説明をお孫さんたちは真剣に聞いてくださいました。

「じゃあ、おじいちゃんがビックリしちゃうからゆっくり押して行こうね」
お孫さんたちは、一生懸命お棺の台車を押して故人を式場へお連れしました。
「お嬢ちゃんは、お写真を持ってくれる? そう、しっかり持ってね」
周囲ではお孫さんのお母さんが微笑んで見守ってくれています。
故人の奥様(おばあちゃん)もニコニコと後から着いて来てくださいました。

 お葬式は、誰のためにするのでしょうか?もちろん、亡くなられた方と生前ご縁のあった方々とのお別れという意味でも、亡くなられた方のためという認識は強いでしょう。それと同時に、私は、大切な方を亡くされた遺族の皆様のためにある大切な時間なのだということを、ご遺族の方と接することを通して感じています。
お孫さんたちのように、「おじいちゃんのお棺を式場まで送ってあげた」そんな出来事一つが、「おじいちゃんのためにしてあげたこと」として心の中に残り、おじいちゃんを亡くしたことによる喪失感をケアしていくのだと思います。
特に遺族の方々にとっても同じで、お葬儀を執り行うにあたって多くのことを選んだり、決めたりしなければなりませんが、その一つ一つに大切な意味があり、参加することによって悲しみが癒されていくのだとおもいます。

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