北九州発の終活情報誌
「もしもの広場」
私のお墓はどこにあるのかしら
小学生の子供を持つお母さんたちと話をする機会がありました。その時に、あるお母さんが言った言葉です。「旦那の家のお墓に入るのは嫌だ」という言葉です。理由は、いろいろとあるのでしょう。その理由は、一つ一つそれだけを考えていくと、納得できるようなことが多いのだと思います。例えば、自分は、旦那さんと結婚したのであって、旦那の両親と結婚したのではない。だから、義理の両親と一緒は嫌。まあ、なるほどとは思います。確かに、自分や旦那さんだけの関係で、考えるとその通りだなと思います。
また、今の社会制度も核家族制度ですから、それが当たり前と言えば当たり前なのでしょう。
他方、お墓は、先祖代々引き継いで行く事が慣習なのでしょう。これは、どちらかというと、前時代の家長制度を念頭に置いた考え方だと思います。でも、お墓の制度は、古いままですから、矛盾があるのだろうと思います。では、核家族制度に合わせて考えていくと、それぞれ独立した家が、お墓を作るのか。子供達が成人して、独立したら、どうなるのか。今の世帯数に合わせてお墓の数が出来るのかな。どんなふうにやっていけばよいのかそれぞれの家族の成り立ちや周囲の状況を考えて対応していかねばならないことだと思います。