北九州発の終活情報誌
「もしもの広場」
私たち家族に相続は関係あるの?
あなたは「相続」という言葉にどういう印象をもたれますか? おそらく「相続」というと、法律でいう「人が死亡した場合に、その人と親族関係にある者が財産上の権利・義務を継承すること」ととらえ、資産がたくさんある方だけに関係があることだと思っていませんか?一概にそうだとは限りません。相続の有無や資産の大小にかかわらず100人いれば100通りのケースが存在します。人は一人ひとり多かれ少なかれ親族の中で関係し影響しているのです。
誰かのコドモであることはもとより、誰かのオイメイであり、誰かのイトコでしょう。たとえ音信不通や会ったことがないような親族であったとしても…
葬儀社という立場だと関係し影響していることがよくわかります。そして葬儀社という立場で「相続」を考えると、葬儀直後からではなく生前から葬儀後までの時間軸の中で「相続」を考えアドバイスしなければならないと強く感じます。生前から葬儀後という時間は個人によって様々ですが、生前においては1日でも早く着手した方がいいですし、葬儀後は1日でも早く解決した方がいい。
そしてある特定の人の持つ「相続」の中身をしっかり理解することが重要です。
すべては、ただ後悔することのない有意義な「相続」をするために。