お葬式Q&A北九州の葬儀や仏事にまつわるご質問
宗教(お寺など)に関するご質問⑥
宗派によって「戒名」の呼び方は違うのですか?
「俗名」は生きている間の名前、「仏名」は仏の弟子になったことを意味してつけられる名前です。本来は生前に授かるものとされます。仏名は宗派によって呼び方が違います。
- 天台宗、真言宗、曹洞宗などでは「戒名」と呼びます。
- 浄土真宗では「法名」「院号法名」と呼びます。
- 日蓮宗では「法号」と呼びます。
最近は、菩提寺との関係も疎遠になりがちで「仏名は買うもの」と考えている方も少なくありませんが、仏名は信仰心の深さや門信徒としての業績に対して与えられるものです。
戒名(仏名)は、元々二文字だけで構成されていましたが、社会貢献度や信仰心の厚さ等に対して院号や道号、性別や大人か子供かを区別する位号などが加わるようになり現在のような長さになりました。一般的には次のような構成になっています。
- 成人男性の場合 □□○○信士(しんじ)、女性では信女(しんにょ)
- △△院□□○○居士(こじ)、女性では大姉(たいし)
- △△院殿□□○○大居士(だいこじ)、女性では清大姉(せいたいし)
- 子供の場合 ○○童子(どうじ)、童女(どうにょ)
- 幼児の場合 ○○孩子(がいし)、孩女(がいにょ)等となります。
機会があれば一度、家系のご先祖様方のお位牌をご覧になってください。