お葬式Q&A北九州の葬儀や仏事にまつわるご質問
お葬式スタイルに関するご質問③
自由葬とはどんなお葬式ですか?
「自由葬」というのは新しい言葉です。はっきりとした定義はありませんが、一般に無宗教葬と同じ意味合いで使われている言葉と思われます。
このようなお葬式スタイルは「特定の宗教によらず、故人らしさを尊重した自由な形の告別式」を意味します。
宗教儀礼を行わないため、進行方法や祭壇の飾り方、参列の仕方なども自由ということになります。
例えば、ホテルを利用した「お別れ会」や音楽を愛していた故人のための「音楽葬」なども自由葬と言えるでしょう。
ただし、問題点もあります。日本のお葬式は各宗派の流儀に添って執り行われるケースがほとんどですので、「自由葬」などのスタイルでお葬式をおこなうには、故人の遺志・遺族の希望・周囲の理解等の条件が整わないとできません。
また、お葬式を終えた後の供養方法(法要や納骨等)も形式が定まっていない自由葬ではどうしたらよいか分からなくなってしまうことも考えられます。したがって、葬儀式は遺族を中心に宗派に添って執り行い、後日に関係者を招いた告別式として自由葬をおこなう方法が現実的と思われます。